婚活でお見合いするとき、デート代・お茶代(以下「デート代」)はどうするべきでしょうか?
男性が払った方が良いのか、それとも割り勘にするべきなのか、意外と悩んでしまうものです。
SNSでは、「デート代は男性が払うのがあたりまえかどうか」で論争が起こり、炎上騒ぎに発展したほど、デリケートな部分があるトピックでもあります。
今回の記事では、婚活のときのデート代について、知っておくべきことを紹介します。
せっかくデートするところまで関係が深まったのに、デート代を払うことですれ違いが起こることのないように、しっかり考えておいてくださいね。
目次
結婚相談所(IBJ/BIU)では、お見合いのお茶代は男性持ち
結婚相談所によっては、お茶代をだれが払うかということに関して、ルールが決められているところもあります。
大手の結婚相談所(IBJやIBU)では、お見合いの際のお茶代は男性が払うことになっています。
ルールとして決められていれば、悩む必要がなくなるので助かりますよね。
とはいえ、「自分の分はどうしても払いたい」という女性もいますし、登録している結婚相談所によってルールも異なります。
あらかじめルールを確認しつつ、場合によっては臨機応変に対応しましょう。
【デートの回数別】デート代の流れ
婚活中のデート代の支払いに関して、一般的な流れをお伝えしますね。
1回目:率先して男性が払うのが好ましい
1回目のデートでは、男性が負担するのをおすすめします。
「初デートは男性が払う」という認識は、男女問わず多くの人たちの中にあるので、それが裏切られると不満が残ってしまうこともあります。
「誰が払うか」というやり取りを避けて、女性がお手洗いに行っている間に支払いを済ませてしまうのも、スマートでいいですね。
2回目:基本的には男性が払う
2回目のデートも、男性が負担しましょう。
経済面の安定や、女性をリードできる余裕は、良い印象を与えます。
「デート代を出してもらえると嬉しい」と感じる女性は多いんです。
もちろん、「自分の分は自分で払いたい」と思う女性もいます。
2回目のデートまでは、男性が負担するものだと考えておいた方がいいでしょう。
3回目以降:話し合いで決める
3回目のデートの頃には、関係性も深まっていると思います。
デート代の負担については、正直に話し合ってみるといいでしょう。
デートの回数が増えると、奢ってもらうことに心理的な負担を感じる女性も多くなります。
場合によっては、割り勘など他の払い方も考えてみても良いですよ。
結婚相談所での2回目以降のデート代は話し合いが大切
「2回目までは男性がデート代を負担するといいですよ」というお話をしました。
デートでは、多くの男性が女性に「奢りたい」と思っています。
それは、「一般的にデート代は男性が出すもの」という考え方がベースにあるからです。
また、支払いをスマートに行い、自分のことを相手によく見せたいという心理が同時に働くことも関係しています。
女性も、初デートでは男性が多く負担してくれることに頼りがいを感じます。
そして「嬉しい」と感じる人が多いのです。
ところが、「割り勘にしたい」と考えている女性も、現代ではたくさんいます。
特に20代などの若い世代は、「奢る/奢られる」のやりとりをめんどくさく感じる人も多く、割り勘を好む傾向があります。
初デートは「男性に多く負担してほしい」と思っていた女性が、2回目のデートからは「割り勘にしたい」と感じる人が実は多いのです。
そこには、「相手とフェアな関係を築きたい」「相手に気を遣わせたくない」という思いがあります。
デート代をどうするかは、男女の間で認識の違いが出ます。
事前に、話し合っていくことが大切ですね。
▼参考記事
結婚相談所では初デートが難関
成婚は、何度かデートを重ねてから決まります。交際終了になる可能性が一番高いのは、初デートの後です。
初デートをするのは、仮交際期間のタイミングです。
仮交際期間中に男性が「いいところを見せたい」と思う場合は、初デートのデート代を気前よく払うと印象がいいですよ。
初デートは、他の人たちと比較されやすいので、注意が必要です。
仮交際については、こちらの記事で詳しく書いています。
参考にしてみてくださいね。
デート代を割り勘にしないメリット
デート中に割り勘にしないメリットは、次のようなものがあげられます。
- 相手に自分の真剣さや気遣いを伝えられる
- 相手の反応や感謝の度合いを観察することができる
- 関係性を深めることができる
1.相手に自分の真剣さや気遣いを伝えられる
デート代を負担することによって、「自分はこの交際を真剣に考えている」という態度を相手に示せます。
上の方でもお伝えしましたが、基本的にデートの支払いは、男性がすると女性は喜ぶ方が多いです。
率先してデート代をお支払いすれば、余裕さや真剣さ、気遣える男性をアピールできます。
2.相手の反応や感謝の度合いを観察することができる
デート代を支払うと、そのときの相手の反応によって、相手の性格や人柄など色々な部分が見えてくるものです。
どういうところを喜び、どのように感謝を表現する人なのかを知れますし、経済的な価値観や、礼儀正しさのようなものも見えてきます。
相手の反応を知ることは、結婚生活をイメージさせる大きな手がかりですよ。
3. 関係性を深めることができる
デート代を割り勘で払うことは、平等な関係性を保つためには有効かもしれません。
人によっては「少し他人行儀で遠い関係」と感じられることがあります。
奢り・奢られるという体験は、関係性をより深められます。
婚活中のデートは、生涯のパートナーを探すための大切な期間です。
デート代をケチって自分の印象を悪くするのはもったいないですよね。
相手が割り勘を希望する場合は、尊重してあげることも大切です。
デート代を割り勘にするリスク
婚活デートでの割り勘については、男女の意見や価値観がさまざまです。
一概には言えませんが、割り勘にすると以下のようなリスクが考えられます。
- 「あまり真剣に思ってくれていないのではないか」と相手がネガティブに捉える可能性がある
- 他の異性と比較されてしまう可能性が上がる
- デートのテンションが下がってしまう可能性がある
1.「あまり真剣に思っていないのではないか」と相手がネガティブに考える可能性がある
私たちは、価値があるものにはお金をかけるものですよね。
「割り勘」と言ってしまうと、相手が「あまり真剣に思ってくれていない」と感じてしまう可能性があります。
必ずそう思わせてしまうわけではないかもしれませんが、リスクは避けた方が良いです。
2.他の異性と比較されてしまう可能性が上がる
仮交際期間中は、複数の異性とデートを同時進行しています。
あなた以外にも、比較対象はたくさんいる状態です。
「他の男性は全額支払ってくれたのに」と感じさせてしまう場合もあります。
そうすると、ライバルに先を越されてしまうかもしれません。
3.デートのテンションが下がってしまう可能性がある
割り勘は、せっかく楽しい時間を過ごしていても、会計のときにテンションが一気に下がってしまう可能性があります。
「いくらかかるのか」が気になって、思う存分楽しめなくなるのは残念なことですよね。
上の方でもお伝えしましたが、割り勘にすることで良い印象を持つ女性もいますし、割り勘にしないことで悪い印象を持つ女性もいます。
相手のタイプや状況、デート回数によって柔軟に対応することが大切です。
【男性向け】デートで割り勘をするときの注意点
経済状況に余裕がなかったり、女性がどうしても割り勘がいいと言ったりした場合、割り勘になることもありますよね。
そんなときに気をつけて欲しい、注意点をお伝えします。
割り勘は毎回ではなくたまに程度が望ましい
例え、相手が「割り勘がいい」と言ったとしても、可能であれば男性が負担するようにしましょう。
他の男性との差別化をして、自分をアピールするチャンスです。
そんなとき、自然にデート代を男性が負担する方法をご紹介します。
お相手の女性に荷物を持たせる
荷物を持たせることで、女性は手がふさがります。
「わたしも出します!」と言った場合は、「今、荷物を持ってくれてるから、それでいいよ。」と、スマートに進められます。
「次に会う時に・・・」と言っておく
奢ってもらうことにどうしても抵抗を感じる女性は一定数います。
そんなときは、男性が率先してお支払いを行い、「次に会うときでいいよ!」と言ってみてください。
次の約束につながりやすく、自然と男性が支払う形ができあがります。
仮に割り勘をしたい女性だった場合でも、次にお支払いをしてもらえば、平等性は保てますよ。
これらの方法は、お会計のときにあなたをスマートに見せ、相手に真剣さをアピールしたり、距離を縮めたりできますよ。
1円単位の割り勘は悪印象
1円単位のキッチリした割り勘は、ケチケチした印象を与えてしまいます。
割り勘になったときには、ある程度大雑把に割って、男性が多めに払うようにしましょう。
場合によっては、全額払うとき以上に良い印象を与えることもありますよ。
【女性向け】支払いの話になったときのポイント
支払いの話になったとき、女性の側にも注意するポイントがあります。
割り勘を提案するのは好印象
奢ってもらうことがあたりまえという姿勢は、相手に悪い印象を与えます。
冒頭で話した、デート代に関するSNSでの炎上騒ぎでは、「女性はお化粧やファッションなどにお金をかけて努力しているのだから、デート代は男性が負担するのがあたりまえ」ということばに対して非難が殺到しました。
多くの男性は、「むしろ自分から奢りたい」と思っていますが、女性の方から「奢るのがあたり前」と言われてしまったら、とても嫌な気持ちになってしまいます。
女性が割り勘を提案するのは、男性への気遣いが見え、良い印象を与えます。
お財布は必ず出す
会計のときは、必ずお財布を出しましょう。
「自分の分は自分で払う」という意思を表すためです。
恋愛ブログなどでは、「自分はお安い女ではないと示すために、財布なんて出してはいけない」という意見も見受けられます。
でも、それが当てはまるのは女性慣れした一部の男性に対してだけです。
大半の男性は、「奢られ慣れている」と感じてしまいます。
あまり印象がよくないので、気をつけてくださいね。
割り勘を提案するときは理由を伝える
「割り勘がいい」という提案をただするだけだと、相手に冷めた印象を与えてしまいます。
「自分とは深い関係を築きたくないのだ」と思わせてしまうからです。
本当に割り勘がいいのであれば、正当な理由を相手に伝えましょう。
など、前向きな言葉をそえるのがポイントです。
奢ってくれる場合は素直に喜ぶ
支払い時には、「割り勘がいい」という提案を受け入れてもらえず、最終的には「奢りたい」と思っている男性に押し切られてしまうかもしれません。
そんなときには、奢ってもらうことを素直に喜びましょう。
あなたが喜んでくれることは、男性にとっては何よりも嬉しいことなんです。
お返しをするのも1つの手
デート代を負担してもらう感謝のしるしとして、違う形でお返しをするというのも良い方法です。
- お土産を買う
- ちょっとした物をプレゼントする
- デートを企画する
などの方法もありますよ!
それぞれについてお伝えします。
1. お土産を買う
お土産は、自分でお出かけしたときや、買い物をした際に考えてみましょう。
できれば、お土産屋さんのお菓子よりも、土地の特産品や、自分がおいしいと感じたもの、お酒が好きな方であれば地酒などがいいでしょう。
パッケージ化されたものではない方が、「個人的に選んだもの」という感じがします。
男性は「会っていないときも、考えてくれてたんだ」と感動してくれますよ。
2. ちょっとした物をプレゼントする
サプライズで、ちょっとした物をプレゼントすれば喜ばれます。
例えば、以下のようなものが考えられます。
価格帯は、お茶代を目安に選びましょう。
3. デートを企画する
男性は、女性が喜ぶ写真映えするカフェや水族館、動物園などをあまり詳しく知りません。
あなたが、デートにふさわしい企画をしてあげれば喜びます。
自分ができる形でお返しをすれば、お相手は嬉しいと思いますよ。
デートでの支払いは結婚のイメージになる
結婚は、二人三脚で生きていくものです。
恋愛とは違い、生活の中で現実的なことにも向き合っていく必要があります。
また、常識や価値観が違うパートナーと、一緒に問題を乗り越える場面も出てきます。
デート代の支払いは、結婚生活において大切な金銭感覚や、価値観をたしかめられます。
支払いのときに見える、相手の良い部分や悪い部分は、その人と結婚した後にも続くものだと思っておくと、結婚生活をイメージしやすいです。
まとめ:デート代は、男性が負担するのが基本
大手の結婚相談所で決められている通り、婚活中のデート代は、なるべく男性が負担した方がメリットも多いです。
でも、ずっと奢ってもらうことに関しては、抵抗を感じる女性たちもいます。
必要に応じて話し合いながら、お互いにとってベストの方法を見つけましょう。
悩む場合には、いつでもわたしたち仲人に相談してみてくださいね。
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