最近、宗教二世の話題がニュースやSNSなどでよく取り上げられていますよね。
「宗教二世の婚活事情ってどうなの?」「宗教二世だけど婚活をどうすればいいか分からない」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実際に、宗教をお持ちの方の婚活はどうなっているのか分からない方も多いのではないかと思います。
今回は、長年結婚相談所の仲人をしているわたしが、宗教二世の婚活事情についての個人的見解を含めてた実情をお伝えいたします。
宗教二世の方の婚活の方法や考え方は、成婚するためにとても重要なので、ぜひご覧くださいね。
目次
「宗教二世」とは宗教に入っている親の「子ども」のこと
宗教二世とは、宗教に入っている親の子どものことをいいます。
はじめて入信した親が「一世」で、その子どもが「二世」と言われています。
実際には親と同じ温度感で信仰している子どもばかりではないので、親との差に悩んでいる方がたくさんいます。
婚活でネックとなる部分は宗教の文化や習慣です。海外では一般的ですが、献金(お金を納めること)やお祈りなどが日常家庭で行われます。日本の一般家庭とは違う文化を持つため、婚活に影響する場合があります。
宗教二世の婚活は難しく苦労する
宗教二世ならではの婚活の悩みを抱えている方も多いと思います。
わたしもこれまでに宗教二世の方の婚活を関わってきましたが、骨を折ることが多かったです。
理由は3つあります。
などです。
それぞれについて詳しくお話をしていきますね。
理解してくれる人が少ない
婚活をする上で最初に悩むところが、宗教そのものに対して理解者が少ないということです。
「親は信仰しているけど、自分は興味がない」という場合でも、親が入信しているというだけで、「宗教の人なんだ」という印象を持たれてしまいがちです。
偏見が強い人もいる
海外では宗教を信仰するのは一般的ですが、日本は宗教に対して偏見が強い国と言われています。
「親が宗教を信仰しています」と伝えるだけで「勧誘されそう」「お金を宗教に使われそう」といった偏見を持つ方も多いです。
婚活をスムーズに進めるためは、あなた自身を理解してもらうために時間をかける必要があります。お相手に対し、宗教の文化の説明と誠実に伝えていくことが大切です。
具代的には、勧誘活動の有無や献金について、今後家庭を持っても宗教活動を継続するかどうかなどです。きちんと説明ができていれば、信頼関係が積み重なっていく中で、偏見は解消されていくでしょう。
文化の違いに悩む
宗教はさまざまな文化があります。信仰しているものによって異なりますが、冠婚葬祭だけでなく、お祈りや婚前交渉、ファッション・化粧に対する文化の違いがあります。
例えば普段、宗教を持つ家庭で当たり前に行っている「お祈り」も、日本の一般の家庭ではあまりやらないことですよね。
実際、過去には、お祈りをすることにお見合いの相手が驚き、破談になってしまった方もいました。
これから長い時間を過ごすパートナーを見つけるのですから、相手と自分の文化のどこが違うのかを考え、すり合わせをしてお互いが納得するところを見つける必要があります。
婚活では最初からプロフィールに記載しておくのが肝
婚活のプロフィールにおいて、宗教は「機微情報」として取り扱われます。機微情報とは、本人の信条や病歴、家庭環境などセンシティブな内容のことです。つまり、相手知られると不都合になることが多い情報です。
宗教二世の方もご自身の宗教について「あまり書きたくないな」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
現在は、個人情報の観点から宗教の記載の有無は自由になっています。
ただ、婚活をする上では最初から宗教二世であることはプロフィールに記載し、相手に伝えることをおすすめしています。
なぜなら、信仰していることを隠してお見合い話をすすめるのは詐欺とも捉えられかねませんし、「誠意がない」とも見られる可能性があるからです。
交際をしてからでは遅いです。実際に、交際をしてから打ち明けて、交際終了になってしまう人もたくさんみてきました。
たとえあなたが「好きになったのは本人だから自分の親の宗教などは関係ないだろう」と思っていたとしても、宗教二世が理由で相手の親が結婚に反対することはよくあります。
宗教に関しては、なるべく早い時点で、相手だけでなく相手の親にも理解してもらうことが必要です。
ですので婚活をする上では最初からプロフィールに記載をして、お見合いお相手に説明することをおすすめします。
宗教二世の方には結婚相談所がおすすめ
「宗教二世だから結婚相談所を利用できないかもしれない」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。でも、宗教二世の方の婚活は、結婚相談所を利用されることをおすすめします。
最初から、宗教に理解がある人を探せるので時間の無駄にならないからです。
ですが信仰していない方と比較して、婚活の難易度が高いのは変わりません。ですのでわたしは、入会前の説明時に「宗教をされていない方との結婚は難しいですよ」とお伝えしています。
過去には、この説明を了承していただいた上でご利用された方が、同じ宗教の方と成婚されたこともありました。
結婚相談所に入会している人は、最初から宗教に理解がある人とハッキリと断る人に分かれます。逆に言えば、最初に宗教についてプロフィールに記載している方が、婚活がスピーディーに進むため、結果的に結婚への近道になるということです。
宗教二世であることを自分から相手に伝えるのが難しかったり、言いづらいと感じている方は結婚相談所を活用してくださいね。
同じ宗教内で紹介をしてもらうのも1つの手
一度、一般的な結婚相談所を利用してみた結果「宗教が理由でハッキリとお断りされてしまって気持ちがもたなかった」という方は、同じ宗教内で紹介してもらうのも1つの手です。
最初から文化の違いや考え方の違いがなく、お互いの悩みや苦労も一致するので、スムーズに進みます。
もし、一般の家庭の方と結婚するのが難しいと感じることが多ければ、同じ宗教内で紹介してもらいましょう。
大切なのは宗教を超える「本人の魅力」
実は、宗教二世の婚活の上で大切なのは「本人の魅力」です。
宗教二世ということよりも「人としての魅力が素敵」となれば、多くの人は宗教のことを気にしません。
宗教二世でネガティブな人よりも、宗教二世でポジティブな明るい方の方が魅力的に見えませんか?
宗教問題で苦労や悩みを抱え、婚活に対してネガティブになってしまうこともあると思いますが、まずは前向きに活動しましょう。
あなたの「魅力」が相手に伝われば、きっとうまくいきますよ。
自分の宗教への考えについて事前に整理をしておこう
婚活を始めたときには、宗教についてお相手に伝えるときがきます。相手に説明する上で、自分自身と宗教についての理解を深めて言語化しておくことは大切です。
宗教の信条や親の活動だけでなく、自分がどのように信仰を持っているかを必ず整理しておきましょう。
特に、自分なりの打開策をお相手に先にお話ができれば、宗教二世の方でも婚活の成功の可能性がグッと上がります。
お相手も「未来をしっかり考えられる人」という印象になるはずですよ。
成功率を上げるためにも婚活を始める前に、自分の宗教への考えについては事前に整理しておきましょう。
まとめ
今回は「宗教二世」の婚活事情についてわたしの個人的見解をお伝えしました。
宗教二世の方の婚活は難しく、苦労はしますが可能性はゼロではありません。
まずはあなたの「魅力」を最大限に伝える方法を考えて、明るく前向きに婚活に取り組むことがポイントです。宗教二世かは関係なく、あなたの「魅力」がお相手に伝われば、きっとうまくいきます。
もし、婚活をしてみて辛かったり嫌になったりしたときは、同じ宗教内で紹介をしてもらうのも1つの手ですので、検討してみてくださいね。
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